海の上を真っ直ぐに突き進むように走る海中道路。平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島の四島を結ぶのが、この海中道路です。この島と島を結ぶ海中道路は与勝半島に聳える世界遺産「勝連城跡」を起点としています。沖縄の創世神話の「おもろさうし」に書かれている勝連は、そのどれもが繁栄と、そこに暮らす人々の気高さを称えた物ばかりです。
全長4.75kmの「あやはし」を渡りきった最初の島が平安座島です。戦前は干潮時を見計らって徒歩で渡ったり渡し舟で渡っていたのですが、石油貯蔵基地の建設話が持ち上がり、それを受け入れる引き換えに、ようやく本島と陸続きになる悲願を実現する事が出来ました。
「あやはし」と呼ばれる、この海中道路は幾度かの拡張・改修工事を経て今では休憩や食事ができ、絶好の展望台もあるロードパークやビーチが整備されています。更に1997年に架橋された浜比嘉大橋を渡ると、そこは沖縄創世の神「アマミキヨが住んだと言われる浜比嘉島があります。海中道路のドライブは1981年に完成した約200mの伊計大橋を渡り終点を迎えます。