富良野で初めてラベンダーの栽培に成功した富田忠雄氏が経営する農園。ラベンダーをはじめ、 カリフォルニアポピー、姫金魚草など色彩豊かな花畑を楽しむことができます。今年6月には、上富良野町東中地区に、富良野岳や、十勝岳も望むことができる日本最大級14ヘクタールものラベンダー畑「ファーム富田　ラベンダー　イースト」がオープンされました。

ラベンダーを中心に、春から秋にかけて色々な花畑が広大な丘に広がります。小高い丘にある園内からは、目の前に大雪山系十勝岳・富良野岳や芦別岳、眼下に広がる中富良野町の田園風景も楽しめます。また、期間限定でラベンダーの摘み取りを体験できたり、オリジナルラベンダー製品から各種ラベンダーの鉢植えなど、たくさんの商品を取り揃えたショップもあります。

標高500mの高台にある展望台からは、麓郷と共に、富良野の盆地が一望でき、7月末?8月は遅咲きのラベンダー畑が目の前に広がります。麓郷は、ドラマ「北の国から」の舞台で、この展望台前には、巨大な「北の国から」のロケ地マップの看板が掲げられており、それと対比しながら麓郷一帯を眺められます。

国道237号と452号に挟まれた丘陵地帯の間をぬうように走る道は、通称「パッチワークの路」と呼ばれています。四季折々、色とりどりの畑が広がる風景がまるでパッチワークのように見えるので、この名前が付いたそうです。CMやポスターなどの撮影で使われ、有名になった「ケンとメリーの木」、「セブンスターの木」、「マイルドセブンの丘」もこの路沿いにあります。

JR美瑛駅南東は、「パノラマロード」と呼ばれ、カラマツ林が丘陵に沿って整然と立ち並ぶ様子や、幾重にも連なる丘の風景など、北海道ならではの景色を堪能できます。新栄の丘展望公園やかんのファームもあり、三愛の丘展望公園からは、パノラマロードの全景が景勝でき、北東方向には大雪山、十勝岳連峰、南西方向には塔のある美馬牛（びばう）小学校が眺められます。