薩摩藩主が暮らしていた鶴丸城。篤姫も島津斉彬の養女として、およそ2ヶ月間暮らしていました。その後、篤姫は将軍家に嫁ぐために、京都や江戸に発っていきました。現在、鶴丸城の本丸跡には、歴史資料センター黎明館が建てられています。
黎明館は、明治百年を記念して、昭和58(1983)年に開館した人文系の総合博物館です。黎明館の敷地は、江戸時代の鹿児島(鶴丸)城本丸跡で、現在でも濠、石垣、石橋など由緒あるものが残っており、これらは鹿児島県指定史跡になっています。
天保6年12月、篤姫は薩摩藩今和泉島津家の忠剛の娘として生まれました。今和泉島津家の屋敷は、鶴丸城の東北に位置する大龍寺の隣ありましたが、現存はしていません。通りに面して残っている石垣が当時を偲ばせています。
第19代藩主・島津光久の別邸として作られた仙巌園。天下の名園と言われており、国の名勝に指定されています。篤姫と斉彬のことを知ることのできる島津ミュージアム・尚古集成館もあります。
かつて甲突川に架かっていた5つの石橋が、大災害で2つ流失してしまったので、石橋記念公園には、保存を目的に残りの3つが移設されています。篤姫が、鶴丸城から江戸に向かう時に歩いたと言われる「西田橋」もあります。
鹿児島の海の仲間たちが50種類も一同に集まった楽しい水族館。『いお』鹿児島弁で魚のこと。錦江湾と桜島が真近に見える素晴らしいロケーションで、楽しい一日を過ごすことができます。生態を学べる「いるかの時間」や「らっこの時間」も大人気です。
「篤姫館」は、桜島をのぞむ、ウォーターフロントに位置する複合施設ドルフィンポート内にあります。大河ドラマの衣装や小道具、調度品を展示している他、衣装の試着体験もできます。
アーケード街には、古くからの個人経営の商店に混じり、ブティック、カフェなど洒落た店が立ち並んでいます。また、パチンコホールや無数の飲食店も軒を連ね、昼夜・年中を問わず多くの人で賑わう繁華街です。
開店50年を経たラーメン専門店こむらさきは、県内はもとより、県外からも来客があるほどの人気。白い麺と独特の風味、そして、鹿児島の黒豚をチャーシューに仕上げたその味は、一度、食べたらやみつきになるおいしさです。テイクアウトも可能。
鹿児島の中心街・天文館に店を構える「さつま路」は、昭和34年創業の、鹿児島郷土料理専門店の老舗です。その独自の美味しさが人気を誇り、全国各地からの来客があります。鹿児島を訪れた際に「鹿児島の味」を堪能したい時は、是非おすすめです。
鹿児島の見所を巡回しているバス「カゴシマシティービュー」は、観光やショッピング、レジャーにとても便利です。レトロ調の内装と大きな車窓から見える風景は、観光客にも人気があります。600円の一日乗車券は鹿児島の市電や市バスが全線が利用でき、観光施設の割引、フェリーの割引も受けられます。
鹿児島の特産品さつまいもや、さつまいもを原料にしたお菓子やジャム、特産品、酒類を購入できるお店です。鹿児島でしか購入できない幻の焼酎もあります。明るい店内にさつまいものアイデア商品がズラリ!見るだけでも楽しいスポットです。
老舗の薩摩揚げ専門店です。新鮮な魚や木耳(きくらげ)、野菜などを使用し、昔ながらのしろ臼で丹念に練り上げた薩摩揚げはまさに絶品。種類も豊富で、鹿児島土産に最適です。鯛の看板が目印です。
島津忠郷が宝暦4年に建てた邸宅で、跡地には石垣と手水鉢や井戸が残っています。今和泉島津家の墓地には、初代の忠郷から6代目の忠冬までの殿様とその一族が祀られています。
篤姫の精神風土を育んだ「いぶすき温泉」。篤姫館は、「ふれあいプラザなのはな」の館内に開設されています。今和泉島津家の庭園の一部や幼少期の篤姫の部屋など、ドラマセットが再現されています。ドラマで使用された衣装や小道具も展示されています。